産婦人科で看護師として働きたいと転職を考える時、まず、自分に適性があるかどうかを考えてみましょう。

産婦人科の看護師に向いている人というのは、他の何よりも「命の誕生を助ける仕事がしたい」と考えられているかどうかです。また、分娩は急に母体や赤ちゃんの容態が急変することもあるため、どんなことがあっても冷静に対応できる、芯の強さも必要となります。血を見るのが苦手だったり、分娩そのものに恐怖心があるような人は、向いていないといえるでしょう。

他にも、産婦人科ではさまざまな女性特有の悩みや不安を抱えている患者と接する機会も多いです。いつでも朗らかに説明や指導ができることや、時には話を聞いて患者の気持ちに寄り添うなど高い共感力を持っているかどうかも、向いているか考える際のポイントとなります。

自分に産婦人科の看護師の適性があると感じたら、志望動機には以下のような点を挙げてまとめることがおすすめです。

まず、「女性特有の病気について学び、患者を支えたい」という点です。次に、産科や婦人科での経験がある場合は、「即戦力になれる」という点も大きなアピールポイントとなります。そして最後は、例え産科や婦人科の経験がなくとも、「今まで他の診療科で、さまざまな症例に対応し、経験を積んできたことを生かしたい」という点をアピールしましょう。

単なる「生命の誕生に立ち会えることにやり甲斐を感じられる」「他の診療科より精神的な負担が少ない」などの理由よりも、自分がどのくらい患者に対してサポートを行えるのかという熱意や、経験をアピールすることが重要です。